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『不死蝶』(ふしちょう)は、横溝正史の長編推理小説。「金田一耕助シリーズ」の一つ。 本作を原作として、テレビドラマ2作品が制作されている。 == 概要 == 本作は、1953年6月から11月に雑誌『平凡』に連載され、1958年に加筆して単行本が刊行された〔角川文庫版『不死蝶』の中島河太郎による巻末解説参照。〕。 本作では『八つ墓村』と同じように鍾乳洞の中で事件が発生する。作者は『八つ墓村』執筆の際に、モデルとして紹介してもらった村の近くに鍾乳洞があり、以前に海外作品の『鍾乳洞殺人事件』〔D・K・ウィップル(Kenneth Duane Whipple)が1934年に著した長編推理小説。『横溝正史翻訳コレクション 鐘乳洞殺人事件/二輪馬車の秘密―昭和ミステリ秘宝』(扶桑社文庫)に収載されている。〕という作品を読んだことがあることから、俄然興味が盛り上がったと述べており〔『真説 金田一耕助』(横溝正史著・角川文庫、1979年) 「八つ墓村考 Ⅲ」参照。〕、本作の冒頭においても、舞台となる射水に鍾乳洞が多いと聞いた金田一に『八つ墓村』のことを思い出させている。 また、本作で扱われる23年前という過去の事件とそれに関連して起こる現在の新たな殺人事件という設定は、本作の1~2年前から見られる傾向があり、19年前の殺人事件と現在の殺人事件を扱った『女王蜂』(『キング』1951年6月号~1952年5月号)、3年前の失踪事件と現在の殺人事件を扱った短編作品「鴉」(『オール讀物』1951年7月号)、17年前の失踪事件と現在の殺人事件を扱った中編作品「幽霊座」(『面白倶楽部』1952年11月号-12月号)などに続くものである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「不死蝶 (小説)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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